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Mega Campaign "Lost Victories 1941" AAR



m0m0版

m0m0 #1 The World Will Hold It's Breath 1.5時間 ☆☆☆☆ MAP
Mega Campaign "Lost Victories 1941"
・まず、matrix gamesのところからDL販売で購入しました。データだけでなく追加に$10出せばCDでも購入できますが、今回それは行いませんでした。購入後はすんなりDLでき、特に迷うことはありませんでした。

・インストール
LostVictories1941**.exeがインストーラとなっていますが、これは初期のインストール先が間違っており、このままでは起動しません。初期設定で解凍するとC:/~/megacam/lost victories/megacam/(各フォルダ)に解凍されるかと思います。しかしこれでは認識しませんので、2つ目のmegacamフォルダをそのまま/Steel Panthers World At War/フォルダ下に移してやれば動きます。上書き確認の表示が出ますが、まだ今の所不具合は出ていません。

・ミッション中セーブしないでゲームが終了するとセーブデータが壊れることがあります。ミッション開始時には各種ドキュメント、また作戦における要素追加(砲兵・STUKAなどの支援要請(断られることもある。その場合登場しない)、または別作戦への参加など)ができますが、強制終了になるとデフォルトの状態を選択してゲームを続けた状態になってしまいます。一度これらの選択をしてしまうと後には戻れませんので、選択をやりなおすにはその前のミッションでの最後に行ったsaveフォルダをどこかにコピーしておき、選択が間違ったと思ったら中身を戻すしかないと思います。ちなみにMega Campaignではsキーでセーブは行えず(オートセーブとなっていますが反映されているのか不明。単発シナリオのようにターン開始時毎にセーブされてはいない様子)「タイトル画面に戻る」ボタンで任意にセーブが行えるようです。その場合いちいちセーブファイル選択画面に戻ってしまいます。

以下#5まで進めた状態なので、間違いがあるかもしれません。

・キャンペーン開始時の指令書に「ラジオで指令が下される。よく聞け」とありますが、大半は英語による状況説明です。またはドイツ語でのニュース・演説があります。英語は「それっぽい」発音なので多少聞き取りは難しいかもしれませんが、内容は特に聞き落とすと進行上差し障るようなことではありません。「ヴェバー大尉、こちらは連隊司令部である。渡河成功おめでとう。次の君の任務は・・・」くらいで、雰囲気を出すもの、のようです。当時の軍歌なども聞くことができます。ただし、ミッション開始時のドキュメントには重要な情報が載っています。例えば#2のミッションではドキュメントを読んで行う作戦判断でマップが全然違ってきます。よって英語が苦手だと苦労するかもしれません。まあ戦争では兵士はどんな状況でも上の命令に従うだけなので、逆に何もわからず進んでいくほうがある意味リアルかもしれません。これらドキュメント・ラジオは一度聞けばそれっきりなので(以前読めた文書を読むことは出来ません。なぜ?)読み逃した/聞き漏らしたものがあれば、megacam/LVフォルダのテキストをあさるか、SNDファイルの11000番台のファイルを探しましょう。A.A.ウラソフの生涯とかも載っていました。興味深く読めました。

・コア部隊について、配置や変更を勝手に行うことは出来ません。物語が進むと自動でアップグレードすると書いてあります。ミッション開始時には既に配置が行われており、各隊がどこにいるのか、侵攻方向はどうするか把握して作戦を立てるのに多少時間がかかります。部隊は少しくらい消散しても次シナリオでは回復しているようです。本筋の登場人物がそれぞれ部隊長となっていますが(”Schnurrbert”とか”Steiner”とか、「戦争のはらわた(Cross of Iron)」の登場人物も出ているようです。筋は覚えているのですが他の登場人物の名前は覚えていません。ちなみに映画はこれから2年後、1943年のクバン地方です)、彼らの部隊が消散するとどうなるのかはまだわかっていません。一度シュタイナー軍曹隊が全滅しましたが、都合よくセーブデータが壊れました;-)テキストファイルで物語が進む所を見ると復活するようですが。主人公のヴェバー大尉が死んでしまったことはないので、どうなるかわかりません。おそらくゲームオーバーのようです。ただし普通に進めていてA0を最前線に出すことはあまりないと思われるので(仕掛けがあれば別ですが)あまりお目にかかれないかもしれません。そのうち実験しようと思います;-D


1941年6月22日早暁。ヴェバー大尉、君の中隊は第457連隊のブグ河渡河、そして橋頭堡確保、鉄舟橋架橋の支援を行う。それにより第257師団の渡河が可能となる。
君の最優先すべき目標は、前線である東岸を確保することだ。敵兵は赤軍兵ではなく、NKVDから派遣された部隊で、手ごわい敵だ。しかし人数ではこちらが勝っている。東岸を確保したら、川岸東に1.5マイルの高地に威力偵察を行い、架橋を行う工兵部隊を支援するのだ。
君の中隊は第341偵察大隊、第191突撃砲大隊による支援を受ける。また、空軍機、砲兵または工兵部隊の支援を受けることが出来る。
君の作戦の成功が第257歩兵師団の成功となる。ウクライナにおける「バルバロッサ」作戦が成功とともに始まるのだ。
“・・・ヴェバー大尉、暗号名「ドルトムント」。連隊指揮官に面会の後戦隊を編成し進軍せよ。・・・”    
・作戦
部隊配置が自分で行えないので作戦が立てづらい・・・map thingで印刷して各地に何が配置されているか書き込んでいく。マップを見ると、2箇所で渡河を行うようだ。橋はない。まず北の拠点、ここにはコア部隊が中心。歩兵部隊のC、E、D部隊がこの方面の中心となる。一方、より下流ではP以降の部隊が中心に配置されている。こちらにはauxのACが工兵部隊。また機関銃・50mm迫混成中隊が2部隊あり、両方とも中隊長は工兵だ。この状況から以下の作戦を立てた。
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・上流のA渡河点、そしてA点から攻めるべき高地をA’高地とする。A-A’侵攻に参加するのはC, E, D部隊。C,E部隊は渡河後すぐに東進し、A’高地を攻める。A’高地には必ずや敵ライフルピットなどが配置されているだろう。150mm btyで順当に抑圧を与えた後、C,Eが接近した所で煙幕を展開する。それから後は81mm迫でピンポイントに射撃。
・下流の渡河点をB点、そしてB渡河点から東のVH地点をB’点、B渡河点から南東の高地をC高地とする。ここはauxがたくさん配置されている。ここで一番北に位置するR小隊は北に向かわせ、A点から南下するD部隊とでA点南のVH3つを南北から挟撃する。残りのS,T,AC,X,Y,Z部隊のうちS,T,ACは渡河後にVH4つを奪取、そのままB’点へ進む。X,Y,ZはB点からC高地へ進む。B-Cルートはかなりの距離を進軍するので105mm btyなどによる支援は十分可能だろう。B-B’, B-Cルートとも目的地には敵兵がいるだろうので近づいた時点で煙幕を張り、後は81mmで支援する。
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1-3ターン
順当に渡河する。この時点では敵岸からの射撃を受けない。敵ターン終了時に士気崩壊メッセジが出るようだから、敵は事前砲撃で随分とダメージを受けているようだ。もしくはユニットの士気値が初期でいじってあり、どんどん回復してくるのか。多分こちらだろう。BA-10 is retreating! と出るので敵には装甲車が居ることが判る。既に東岸にはJ, ADのrecon部隊がいるが、recon patrolなのでうかつに動かせない。一番に東岸に到着したのはC0:バウマン少尉隊だが、上陸したとたん銃撃を受ける。敵observer postなるものが配置されている。PTRDを持っている。強襲失敗。スターリングラードなどでFJやspec opsみたエリート部隊ばかり使っていたのでこの歩兵の能力がとてももどかしい。A点、B点で順当に渡河成功。この時点でassault boatに乗ったまま沈んだ部隊はない。

4-6ターン
C,E部隊を各指揮圏内に集め、東に進ませる。Ob postの裏にはJ小隊の歩兵とB0:ヴィルト中尉隊を置いて、assaultをかけさせることにする。・・・が何度やっても失敗する。やはりstielhandlerだけでは戦車を破壊するのはよほど経験値がないと無理なのだろう。しかし、どうせ裏に回ればこの手の施設は撃ってこられない。このマップでは東岸に対装甲打撃力をもつものは工兵くらいしか回せないので、近接強襲して失敗しているようなら放置して先に進んだほうがましだ。D部隊は少しずつ南進。
B点でも渡河に成功した部隊が2手に分かれ始める。がこの方面は敵強化地点が非常に多い。ACの工兵による強襲、また81mmによるピンポイント砲撃を使って先に進む。大体5ターン目には橋頭堡を拡大、DとR部隊が連絡を取り、またB点のVHを5つ押さえる。敵ライフルピットなどを見ても、それが+印がついていなければ放置して裏に回りこむことを第一に考える。着いていれば煙幕を張り、命令ポイントを消費してでも脇に回る。攻撃して無駄なら回るしかない。

7-12ターン
この頃D、R部隊はA点南のVH3つを押える。見えない所からマキシムが撃ってきてD部隊に大損害を与える。D2が消散する。次ターンでRを使ってマキシムを消散させる。もうDは攻勢には使えないので、ここで防御させる。Rの目標地点をA’高地南のVH近くに移し進軍させる。一方C,D部隊はA’高地すぐ下の川まで進む。煙幕を張ったおかげで遠距離からは銃撃を受けなかったが、ここには予想通り敵の強化施設が沢山建っている。一般歩兵は装備が悪く(FJやSSが恵まれすぎなのか)近接強襲には失敗するし抑圧値回復が芳しくない。苦労しつつ丘を登る。
一方T8ごろ、B’点へ進むS,T,AC部隊の前に敵BA装甲車が現れた。4台ほど?これは銃撃によって破壊する。素直に直進するものや、B’-Cルートにちょっかいを出すものなどいたが、出現から2ターンほどで全て撃破する。12ターン目頃にはB’点に到着、そこにあった強化施設に取り付き各隊assaultを敢行、ACの工兵が破壊してVHを奪取。
X,Y,Z部隊はT8にはB地点から南のVHを2つとも押える。後はC高地のVHを取ればいいのだが、この森近辺にも強化施設が多く、また鉄条網をこえて東にも強化施設があり、銃撃を受けてしまう。砲兵による煙幕支援を受けつつ、12ターン目にはC高地のふもとにとりつく。

・13-15ターン
残りターンはあまりないがまだA’高地、C高地の攻略は終わっていない。A’高地はE部隊の目標ポイントを変更し、敵strongpointなどを発見し次第煙幕を展開して1歩ずつ進み、15ターン目にようやく全VHを確保。C高地は75mmと150mmをふんだんに使った後にZ小隊が全速で前進、VH近くの敵に強襲をかけて追い払い、VHを確保。ぎりぎり15ターン目に全VHを確保して作戦終了。
味方の消散部隊はJ2(? アサルトボートに乗っていたのを放置していたらいつの間にか沈められた)と、D2。

独:ソ 3303:299(DV)
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ヴェバーと彼の副官のヴィルト中尉は木のそばに座っていた。近くの野原では赤軍装甲車が燃えていた。彼は時計を見た。0445時。ソ連領のサン河東岸を踏んでわずかに一時間。装甲車の近くにNKVD前線部隊員の死体が並べてあり、彼の部下に囲まれて多くの捕虜が立っていた。ロシア人はぼんやりとした表情を浮かべ、また身なりはばらばらだった。きちんと制服を着ているものから下着姿のものまで。ヴィルトの隣の無線士官が忙しげに機械を組み立てている。「ヴィルト、我々は連中を奇襲できたようだね。昨日の夜あれほど物音を立てて西岸で侵攻準備をしていたのが信じられないよ」「かえるが助けてくれたのですよ、大尉殿」ヴィルトは言った。

無線士官が言った。「第457連隊からです、大尉殿」ヘッドセットを士官から受け取る。「おめでとうヴェバー大尉、君の渡河、橋頭堡確保成功のおかげで戦車部隊の早期展開と第257歩兵師団の迅速なる渡河が可能となった。ヘンリチ将軍は君の功績を誇りに思っている。次の任務は橋頭堡拡大だ」
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「プルジェムィスルの北では、サンの流域は手のひらのように平らである。連隊がすっぽり隠れる森や渓谷などがまるっきりない。そのためベルリン第257歩兵師団の突撃部隊が発起位置につくことができたのは、21日深夜になってからだった。「音を立てるな!」連隊長から厳命が出た。火器を毛布にくるみ、銃剣とガスマスクも固定する。「神よ、かえるたちを祝福したまえ」アリケ少尉がささやいた。かえるの大合唱で川に忍び寄る部隊の音はかき消された」『バルバロッサ作戦』上、p.56

今解いているミッションが自分の読んだものに出てくるとなんだかもっとよく知りたいなという気になります。Mega Campaignが他キャンペーンと違う所は無論DV-DDによるシナリオ分岐なのでしょうが、このような戦闘の詳細や作戦任務、当時の状況などについて詳細な写真付き文書が読めるのもいいところだと思いました。このアリケ少尉のせりふもまたdocumentで解説されています(node1f.txt)ちなみに上の引用の7行ほど後には次のマップの状況が載っています。

これは一度進めたときは3161:168でDVだったのですが、進めたところで強制終了になったところセーブデータが壊れてしまい、やり直した所得点比率が下がってしまいました。これまで解いたキャンペーンなどでは、「敵強化地点を見つけたら放置してとにかく先へ進め」という状況があまりなかった気がするので(経験不足なのですけれども)このような状況は新鮮でした。しかし難しい・・・
m0m0 #2 An Early Decision 2.5時間 ☆☆☆ MAP
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ヴェバー大尉は廃墟となった前線堡塁の中に座っていた。彼の副官のヴィルト中尉、第一小隊の指揮官バウマン少尉も一緒である。「じゃあ君は渡河に参加しなかったし、濡れることもなかったのかい、バウマン?」ヴィルトはこの冗談(get one’s feet wetで「参加する」と(渡河によって)「足が濡れる」をかけてあるのか?)をさも新しいかのように言ったが、ヴェバーとバウマンはそうは思わなかった。「参加したさ。でも濡れはしなかった。ミューズ河のときと一緒さ。このイワン連中もフランス人と変わらない。敵の渡河に対して成す術を知らないね」「君たち、」ヴェバーが口を開いた。ヴィルトもバウマンも振り向き、上官を見つめる。「ひとつ決断しなければならない。我々の中隊はサン河渡河と橋頭堡確保に成功した。そして戦隊の残りと第257師団のための鉄舟橋建設が始まっている。ハイドリヒの報告によれば、城とオレスツィス市街までの道に敵兵はいないということだ。けれども我々は、前哨歩兵とNKVD前線部隊以外にこれまでろくな抵抗に会っていない。目下の我々の目的は、橋頭堡を拡大して河から1マイルのオレスツィス市街を押えることだ。街の近くには赤軍下士官学校と古い城がある。これらを占領するのが早ければ早いほどイワンが我々の攻撃の衝撃から立ち直り、再編成するのが遅れることだろう」ヴェバーはここで口を止めた。次の言葉に力を込める。「2つの選択肢がある。2時間待ち、鉄舟橋が完成した後に戦隊の残りと第190突撃砲大隊が渡河してから前進するか、または今すぐ前進するか、だ。バウマン、君の部下はどんな様子かね?」「準備はできていますよ、大尉殿。シュタイナーと「口ひげ(“Schnurrbart”)」が最前線にいます。小川の向こうには敵はいません。「口ひげ」は既に城が見える所まで進んでいます。今前進するべきでしょう」ヴィルトは頬をなでまわした。そして穏やかな口調で言った。「装甲車が来たと同じ方角から戦車がやってくるでしょう。ATライフルの数は十分ではありません。城の防衛は強化されており、奪取するには突撃砲と歩兵砲がいちばんです。中隊には多少の混乱が見られます。集中して作戦にあたることが出来ればよい戦果を出せるでしょう」「確かにその通りだ、ヴィルト」ヴェバーは一語一語が文節であるかのようにゆっくりと喋った。「バウマン、配置に戻ってくれ」バウマンは敬礼し堡塁から出て行った。「ヴィルト、私に1分くれないか」「判りました、大尉」
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・作戦
「先の先」である。「即時攻撃」プランを選び、ゲームを進める。開始一日目からT34が出たという記述は見たことがないので大丈夫だろう;-)マップ(scen6)を見ると架橋は途中までしか行われておらず、装甲兵力はこちらの岸には渡っていない。同様歩兵砲などもない。あるのは歩兵だけだ。西には105mm野砲を積んだトラックがある。歩兵の初期配置は地図のとおり。前日のA’高地・オレスツィス城から市街を攻めるA戦区、前日のC高地から下士官学校を攻めるB戦区と分ける。ちょうどこの中間にR小隊がある。これはすぐ近くのPPTVHを押えることにする。
・A戦区
D、C小隊はそのままA’高地に上り、2つのVHを押える。E小隊は城を制圧する。その後東進してオレスツィス制圧を目指す。
・B戦区
まずC高地のVH(50p/t)を制圧する。後士官学校方面と、下に1つだけある終了時VHに2手に分かれて進む。おそらく足の遅い工兵を下に回すことになろう。

中立VHが多いということは、敵兵の配置が行われていないことを表現しているに違いない。ということは敵はこれから現れるということだが、その代わり最初から激戦をしなくてもすむということでもある。多分下士官学校には敵兵が多くいるのだろう。それが丘のほうへ進出してくるのだと考えられる。懸念は敵戦車・装甲車が出るのかということだ。
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・1-5ターン
・A戦区
D、C、E小隊が各自前進。E隊前面にいた偵察兵が76.2mm野砲を発見。歩兵で抑圧する。すると奥からも機銃を撃ってくる。どうやらライフルピットがあるので、丘の上から見られないよう煙幕を指示する。C隊は敵歩兵を、D隊はob postを発見。それぞれ撃退し、または脇に回って前進する。丘の頂上にはpillboxなどもある。煙幕で覆って放置。T3ごろ城のVHが奪われるが、敵歩兵を抑えて前進し、T6には城も含め高地一帯を制圧する。強襲しても失敗するだけなので各強化施設は放置してある。

・B戦区
T、S、ACで丘を攻める。PPTVHはまだ中立だがすぐ近くに敵兵がいる。これを撃退してT2にVHを占領。丘を下ろうとするとJの偵察兵が、下士官学校生徒が学校を出て丘へ向かってくるのを見つける。T4からこれに対処を始める。一方R小隊は目の前のVHを占拠、これも街のほうからやってきた生徒部隊に対応する。

・T5-T8
・A戦区
D、Cは敵を駆逐し丘は確保したようなので、これもオレスツィス市街へ向けようとする。が命令ポイントがたまらない。しょうがないので少しずつ歩かせる。Eは随分と東へ進出する。ここにも街から少数の学校生徒部隊が現れるが撃退してT10には墓地まで進出。敵HQを発見、攻撃する。
・B戦区
下士官学校生徒は大挙して現れたが、次第に勢いを失っていく。これに乗じてC高地を下る。ライフルピットを発見したので周りを煙幕で囲む。脇を素通りして森の中の生徒部隊を駆逐、T8には下士官学校脇を流れる川まで進出する。ここでAEを一番下のVHに、Sをオレスツィスに、ACとTを下士官学校に向かわせる。

・T8-T15
・A戦区
実はあまり時間の余裕がないようだ。T10にオレスツィス市街に突入。しかし敵陣地はみあたらない。HQを消散させると敵士気崩壊表示が出る。しかしVHは後6つもある。間に合わないようなので、敵部隊の待ち伏せも考えられたけれどもJの偵察兵の足を生かしてオレスツィス市中のVHを走って占領させる。B戦区から回ってきたS部隊が市内最南のVHを占領する。T15までにVHを三叉路のものを除き全て確保。

・B戦区
一番下のVHを確保。T、AC小隊で下士官学校を攻める。中には機銃座があるが煙幕を炊いて近接戦闘に持ち込む。4ターンの攻めでT15までに学校内一番右のVHに後1マス、周囲敵なしの状況までもちこんで作戦終了。

6140:444(DV)
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ヴェバー大尉は、第457歩兵連隊の司令部に呼ばれた。それは川沿いの旧赤軍監視塔にあった。彼は廃墟の城から出、丘を下り、赤軍下士官学校生の死体や負傷者の列をこえていった。鉄舟橋の建設は終わったようで、西岸の車両が河に向かい走っていた。彼は監視党の脇に建てられたヒュッテに入った。「君は私の指揮を離れることになりそうだ。ヴェバー、君にオストログ河の突撃を指揮するよう問い合わせが来ている。どうも第11装甲師団は橋を確保できなかったようで、まだ渡河に手間取っている。この任務は我々の前進にとって非常に重要だ。「ブランデンブルク」特殊部隊員がラヴァ・ルスカヤとラズィエチョフを結ぶ道路を確保するため、既に橋を押さえている。彼らは橋の奪取のため空挺投下された。クライスト将軍の参謀長ツァイツラー大佐は、彼らを橋の防衛任務から解くべく機動力のある部隊を要求している。君はオートバイ部隊と2号戦車の支援を受ける」

ヴェバーは連隊長から指令所を受け取り、ざっと目を通した。結論部分を先に読む。プレズィムュスルのソ連部隊に対しては奇襲が成功しなかったようだ。少なくとも河まで気づかれることなく前進できたオレスツィス城でのようには。

ヴェバーは敬礼してヒュッテを出た。橋へ歩いていくとちょうど彼の指揮官用SPWが橋を渡るところだった。StuGがその後に続いていた。SPWが橋を渡ると彼は車に乗りこみ、そして無線ヘッドセットを取り上げた。「ヴィルト、応答せよ」城から彼の副官が返答した。ヴェバーは手短に指令を与えた。戦隊を橋の南に集結させ、出発の準備をさせるのだ。
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結局敵の装甲車が現れなかったのですんなり攻めることが出来ました。敵兵の配置が行われていなかったことから頑強な抵抗を受けることもなく、消散した部隊もなく、調子はよかったのですけれども、B戦区でVHの1マス前でターンが終わってしまったのは残念。
m0m0 #3 Node4 scen36 1時間 ☆☆ Rarity オフ・show all unit number MAP
前マップで歩兵突撃徽章を受賞した。けれどもファンファーレも何もない;-(
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「・・・それではここで『フリーガー・ジーガー』をお届けします。♪・・・」・・・”ヴェバー大尉、渡河成功おめでとう。君はオストログ河に前進し、橋の防衛に当たっているブランデンブルグ隊を支援し、第11装甲師団のために橋を保持し続けよ。幸運を祈る”

ヴェバー戦隊がオレスツィスの橋頭堡からオストログ河へ出発してから約1時間が過ぎていた。ヴィルトに指令を与えてから、彼はSPWに乗って鉄舟橋の南に行ってみた。そこでは第457連隊の歩兵がNKVD前線部隊の残余による抵抗を排除している途中であった。NKVDはいまだに河沿いの森やブンカーに拠って抵抗していた。彼の戦隊が集合するのに20分、トラックに乗車するのに15分かかった。ブランデンブルグ隊の救援に向かえという指令を受けてから45分後、ヴェバーは号令した。「戦隊、前進せよ!」

彼の戦隊はオレスツィスの南を過ぎて、ラディエチョフ東に2キロの道まで前進した。さらに急行をつづけ、敵に会うことなく16キロ進む。今は小さな村落に差し掛かる所である。ここからオストログ河まで2キロ。戦隊の兵士は活気付き、戦闘の日々からは多少解放された気がする。
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・作戦
随分と広いマップだ。右上のほうにオストログ河が流れている。ここに3つPPTVHがある。3つ全て押さえると90p/tほどでこれは大きい。もうひとつは村の三叉路にあるVHで、こちらは終了時VH。コア部隊は村へ続く道路の一番南に配置されている。増援のオートバイとPz2Fがある。P小隊の突撃砲は3台全部は配備されていない。三叉路のある村をA橋、PPTVHのある橋をB橋とする。
・まずコア部隊でA村を制圧する。ここにも敵がいるだろうが最初から戦車が多数詰めていることはあるまい。コア歩兵のうちE小隊、それに対戦車砲やflak、75mmIGなどでここに防衛陣を張る。
・一方突撃砲、SPW、それにコアのC、D小隊はA村攻めに参加しない。これらはA-Bの道を走りブランデンブルグ隊支援にむかう。先導はオートバイ部隊2分隊。

A-Bルートの中間で森から抜けるところがある。ここに北から道路が通じており三叉路になっている。敵の増援があるとすれば 1)ボリソフカへの道からA村に 2)画面右上から橋再奪取に 3)森を抜けた所で待ち伏せに であろう。これら全部に対処できるほど戦力はない。装甲兵力はBに集めるつもりなのでA、A-B点では各自対処する。
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・T1-T3
・A村、A-B方面
A村を攻めるためにオートバイ兵を進ませる。途中に家が何軒か建っているので、一気に移動することはせず少しずつ進めてそのたびに方向転換してみる。と歩兵が詰めている。とりあえずオートバイはその場に待機させてHTで機銃掃射すると後退した。そこでオートバイを接近させて上に乗っからせて攻撃する。1ターンで消散。JのSdKfzなどいらないから、コアにオートバイが欲しい。順調に進む。2ターン目に三叉路直前まで進出。どうやらライフルピットがある。また歩兵が詰めているようだ。北に進もうと回り込むと対戦車砲を見つけたので破壊する。T3に突撃砲が三叉路に着いたのでライフルピットを破壊させ、ここに37mmPAKやIGを降ろして防衛線を張る。突撃砲はそのまま北上させる。SPWが速度を生かしてどんどん進む。A-Bの中間、森から出るあたりに敵強化施設を発見。面倒なので下から回りこんで迂回、途中敵兵にぶつかって損害が出たりしたが、T4にはSPWとオートバイ歩兵は橋に到着する。
・B橋
T1開始時にブランデンブルグ隊がグライダーで投下される。このときなぜだか右上の通路に戦車が沢山スタックしているのが見えるが、ターン開始後確認するといない。多分敵増援なのだろう。ブランデンブルグ隊2分隊とFJ 28mm ATGを橋に南下させる。ライフルピットを1発撃破してT3には橋を確保する。流石。

・T4-T5
・A村
やはり敵増援が現れた。BA装甲車が中心のようだ。2号戦車でも十分対応できるが、敵は対戦車砲を載せているようだ。迫撃砲を降ろして、遠くから打てないように煙幕を張る。歩兵を家に篭らせる。敵オートバイ部隊はLMGを持っていないので、こちらが火力で随分上回っている。
・A-Bルート
森を抜けた三叉路の強化施設は放置して下の林を抜けて前進する。すると敵トラックが南下してくるのが見える。そこでC小隊をトラックから降ろし(C0の乗っていたトラックが森の中でエンコしたため)、強化施設すぐ裏で防衛線を張る。敵トラックには対戦車砲が乗っていたのか?判らないが敵兵や砲がある様子。これらと撃ち合いを始める。Dはトラックに乗って東進。
・B橋
SPW、それにオートバイが橋にとりつく。河の西岸にライフルピットがあるが20mm機銃ではどうにも破壊できない。

・T5-T7
・A村
敵歩兵はあらかた掃討する。BA装甲車も撃たれ弱いので2号でも十分だ。迫撃砲なども発見したので歩兵で攻撃する。こちらは安全のようだ。
・A-Bルート
トラックが6台ほどいたのだが、敵兵は2分隊しか現れない。どうしたのか?それも両方とも消散させる。砲は兵員が逃走したのか、撃ってこない。突撃砲はB橋までもう少しだ。 ・B橋
開始時に見えた敵戦車、それにトラックが現れた。どうやら戦車は5,6台はいるようだ。それに歩兵を積んだトラック。ブランデンブルグ隊員が携帯爆弾を持っており、また28mm ATGはこの口径にしては貫通力がある。接近して打てば十分貫ける。突撃砲はすぐ近くまで来ている。よし受けて立とう、とブランデンブルク隊を林に入れて防衛体制をとらせたところで敵士気崩壊により終了。残り8ターンもあるのに。
1951:254(DV) ・戦車突撃徽章を授与された。
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おめでとうヴェバー大尉。君は橋にたどり着き、ブランデンブルグ隊を救援することができた。早朝のラディエチョフ進軍にむけて準備を行え。
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実は最初始めたときはT1開始時にグライダーが全て画面外に着陸したため、やり直しています(笑)どうしろっていうんだ。
「MCとはそれ自体ロールプレイングゲームです。ヴェバー大尉として勲章を得、作戦に参加し、それを楽しんでください」とあるので、パウル・エルンスト・ヴェバー(これはMC:LVの開発者の一人から取った名前のようです。マップ製作者としてPaul Vebberの名前が出ています)の経歴を紹介したいと思います。 ---------------------------------------

パウル・エルンスト・ヴェバー Paul Ernst VEBBER 22/6/41現在
パウル・エルンスト・ヴェバーは1911年10月11日、ヴェストファリアのミュンスターで生まれた。1929年に入隊、平時の国防軍の二等兵となる。1934年に軍を10個師団から34個師団へ拡大する命令が出た後、ヴェバーは士官学校、そしてベルリンの陸軍学校へ入学した。1936年彼は陸軍学校を卒業、ヴェストファリア第16歩兵師団に士官候補生として配属された。この師団はすぐ後に装甲軍の一部たるべく機械化歩兵師団に転換された。

1939年ヴェバーは少尉に任官され、第65歩兵連隊第一大隊第一小隊指揮官となった。彼はその地位でポーランド戦とフランス戦を戦った。1941年に師団は「マリタ」作戦に投入された。ギリシャ侵攻作戦である。小隊指揮官としてヴェバーは突出した能力をみせ、山岳部で小隊をよく導き、ギリシャ軍陣地の側面包囲に功績をあげた。これにより彼は第二級鉄十字章を得た。

1941年5月、ギリシャ戦役が終結し、ヴェバーは大尉となった。彼は中隊の指揮を任されることになった。第60機械化連隊の第3中隊である。彼は師団がギリシャからポーランド南東部に移動する際も中隊指揮をとった。

1941年6月20日、ヴェバーは師団司令部への出頭を命じられた。そこではジーグフリード・ヘンリチ将軍が中隊・大隊指揮官に命令を与えていた。数日来、なぜ師団がサン河西岸のソ連国境に近いこのポーランド南東に移ったのか、噂が飛び交っていた。そのひとつは、これは大掛かりな陽動であって、イギリスに本土上陸の意図がないと見せかけるためだ、というのであった。もうひとつは、これからドイツ軍がソ連領を通過して南下し、ペルシャを通って大英帝国をロンメル将軍と挟み撃ちにするのだ、というものであった。3つ目は、スターリンとヒトラーの協定により、ドイツ軍がウクライナを占領することが認められたというのであった。それで穀物輸出協定を守るというのである。

ヴェバーもその他の士官も、平和が続けばいいと思っていた。彼らはみなモロトフとリッベントロップによる協定を知っていた。これのためポーランド分割が行われ、1年前ドイツが西欧諸国を攻める際ソ連が背後を守ってくれる役割をしてくれたのである。しかし4番目の噂は、ドイツ軍はソ連をだまし討ちにする準備をしている、というものであった。ヴェバーや多くの士官が師団司令所に集合していたとき考えていたのは、このようなことであった。

ヘンリチ将軍は静かな声で士官たちに演説した。彼は4つ目の噂が真実であり、それが現実になろうとしていることを明らかにした。暗号「ドルトムント」が発せられたその日にドイツ軍は「バルバロッサ」作戦を開始し、ソ連侵攻を開始するのだ。ヘンリチはまた暗号「アルトナ」の存在も明らかにした。これがあれば攻撃は中止される。この演説の後、各指揮官はそれぞれの大隊・連隊長から各自の命令を与えられた。

第16機械化師団は、「バルバロッサ」作戦に師団全部がまとまって参加しない手はずであった。師団の各連隊は第17軍の各歩兵師団に配属され、最初に前線渡河を行う予定であった。その中でも最初に渡河を行うのはヴェバー戦隊であった。この戦隊は第191突撃砲大隊からひと小隊、そして第341偵察大隊からもひと小隊支援を受けていた。ヴェバーの中隊が、彼の名をもつ戦隊の中核であった。

ヴェバーは師団司令所から戻ると、彼の戦隊が配属された第257師団の第457歩兵連隊に無線で連絡を行った。連隊長は彼と面と向かって話したいと要求し、彼は連隊指揮所に出かけていった。そこで連隊長は彼に6月22日に何が予定されているか、その詳細を明らかにした。砲爆撃の後にヴェバー戦隊はブグ河をゴム製突撃ボートに乗って渡河する。彼は橋頭堡を確保した後、敵の反攻からそれを守ることになっていた。大隊が渡河し、第257歩兵師団の工兵が架橋を始めたら、戦隊は橋頭堡拡大と戦線背後1マイルのオレスツィス城を奪取するために行動を始める。最初の攻撃にはヴェバー指揮の歩兵しか使えない。重火器と突撃砲は架橋が終わるまで待たねばならない。オレスツィスが確保された後は、ヴェバー戦隊はもとの第16師団の指揮下に戻ることになっていた。

ヴェバーの上官は彼の能力に非常な信頼をおき、彼が任務を達成するだろうと信じていた。それが彼が戦隊を任された理由でもある。彼の戦隊こそが、最初にソ連領に侵攻する部隊になるのだ。
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ドイツ軍史はよくは知らないので突込みどころは分かりません。他、トラック運転手や分隊長の名前はMatrix Gamesの関係者のもののようです。MullerBuchBaumという名前をみて何だこれはと思いましたが、ちゃんとクレジットに載っていました(笑)。しかしトラック運転手の名前は何人かもう変わってしまいました;-D
m0m0 #4 node 4 3時間 ☆☆☆☆ Rarity オフ・show all unit number MAP
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「それでは『ドイッチェス リート イム カンプフ』をお聞きください。♪・・・」

短い夜だった。「バルバロッサ」初日の戦闘は早暁から夜の9時まで、18時間の長きにわたって続いた。ヴェバーは疲れていたが、意気は高いのを自分でも感じた。彼はテントを抜け出て、まだ朝焼けも来ない薄明かりの中で体を伸ばした。彼らはオストログ河すぐ東で野営していた。前線からラディエチョフまで約半分の所である。昨夜彼がヘンリチ将軍から受け取った指令の内容は簡単明確であった。

「ヴェバー大尉へ。君の中隊は、クルヴェル将軍の第11装甲師団第15装甲連隊のラディエチョフへの進軍を支援するため南進する。ラディエチョフが当日の目標である。市内のソ連部隊に対処せよ。君の任務は前日にくらべて随分簡単なはずだ。我々は多くの地点で渡河に成功し、ソ連軍は士気崩壊を起こしあちこちで潰走している。

ラディエチョフを奪取後は、街の東にある高地に進軍し確保せよ。砲兵隊が前進の支援を行う。彼らはその高地に布陣する。ラディエチョフと高地が確保された後はさらにラヴァ・ルスカヤ方面に前進し、敵陣の有無を確かめよ。この方面を確保することで、我々の部隊は行動の自由を得、突破が可能となる。

君の中隊は第191突撃砲大隊の突撃砲小隊、第341偵察大隊の偵察小隊の支援を受ける。第16砲兵大隊から砲兵2中隊の支援のある第15装甲連隊も君に同行する。明日早朝に出撃を行う。用意せよ」

彼の副官であるヴィルトと、司令部護衛小隊の小隊長であるミュッサー少尉は既に兵を鼓舞してトラックに乗り込ませ、そして各運転手はエンジンをかけていた。排気口から黒い煙が昇る。ヴェバーはヴィルトの肩をたたいた。「出発の時間だ、ヴィルト。ラディエチョフへの爆撃支援をもらえるかもしれない」戦車が道をやってくるのが聞こえる。「『幽霊』師団はもう前進を始めたようですね、大尉殿」ミュッサーは歩きながら言った。「こちらが時間をかけて行けば、もっと多くの爆弾を落としてくれるかもしれませんよ」
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というわけで「STUKAの支援を願う」オプションを選ぶ。しかし開始してみるとそんなものはどこにもない!「但しこれは上層部の判断による」とあったが撥ねられたのか。まあいい。こちらにはこれまでなかったほど装甲兵力がある。・・・Pz2C x1plt, Pz3E x1plt, Pz3H x2plt, Pz4D x1pltだ。。。T34 / KV-1,2とまともに打ち合って勝てるのは一種類もない。まあ42年の夏を過ぎないとそんなものはないけど。
マップは(地図参照)上にラディエチョフの街があり、中央は野原だ。随分と視界が通っている。街と野原にPPTVHがある。街のものは赤軍が押さえ、野原のものは中立になっている。これは恐ろしいことになりそうだ。さらに砲兵隊は開始時にはまだ現れていない。盤外砲はなく、盤内のがトラックで送られてくるようだ。到着するまでは煙幕は81mmで張るしかない。
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・作戦
野原とラディエチョフで2つの戦区に分ける。
・野原:VHを早々と押さえる。これにはバイクを使う。その後に戦車を配置する。こちらの戦車で対戦車戦でまともに使えるのはPz3Hしかない。Pz4Dがばらばらに配置されている。これだとCCオンでは最初に部隊をまとめるのが大変だ。配置時に目標値指定だけでもさせてくれたらいいのだが。Pz4Dはラディエチョフ市街攻めに使う。残りのPz3H x2plt, Pz3E, Pz2F x 1pltで野原に2方向にラインを張る。野原にあるうち、丘の上にある真中のPPTVHに敵が進んでくると予測する。そこを上下から挟み撃ちにする。煙幕を張りそれ以外の場所にいる敵との砲撃を避ける。中央のVHにはE小隊を展開してdefendさせる。
・市街
いかにも待ち伏せがありそうだ。機械化歩兵で攻める。下からPz4Dをつれてきてここに纏める。
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・T1−T5
野原:バイクを走らせてVHを取りにいく。2ターン目に真ん中のVHに着く。敵戦車が15両ほど見える。T34やKV2がいる。やっぱり。なんだかモラルチェックに失敗した気がするが、rallyに成功したようだ。ここの戦区の軸はX小隊、W小隊だ。丘の北にX、丘の下にWを配置する。移動中撃たれる。位置に付き次第煙幕を展開する。煙幕弾を持っていない!敵戦車はKV1, KV2, T34, T26, BT5, BT7などでオールスター出陣という感じ。敵は右から中央に攻めてくるグループしか見えない。おそらく市街や下から迂回する組がいるのだろうがまともな戦車は10台しかない。
市街:街入り口に歩兵がいたこともあり、突入が3ターン目になってしまった。それからC、D小隊が進んでいきT6には街出口の20p/tを除きVHを確保。東進しようとするとBA10が現れる。Pz4を先頭に立てる。

・T6-T11
105mm砲などを乗せたトラックがやってくる。通路にそのまま配置する。
野原:敵戦車大部隊がこちらへ向かってくる。中央の丘に進んでくれる。先頭を切って突っ込んできたBT戦車を炎上させる。1台、また1台。しかしKV戦車には歯が立たない。こちらへ随分前進した後ようやく150mほどの距離になって撃破。しかしKVは後何両もいる!さらにT34も。BT-5、BT-7などは「3号戦車の敵ではなかった」などというのとは大違いで、45mmが1発当たればこちらの戦車はまず装甲を抜かれる。こちらの75mmが当たっても1撃で破壊できるとは限らない。BTでさえ数が多ければ十分つらい相手なのにKVとT34まで。それでもpz3hの2つのラインはもちこたえている。それもT9まで。中央突破を図る敵はまだ死に絶えてはいない。しかし敵の新手が下のPPTVH付近に現れる。これも大量。下から回ってきたか増援だろう。Pz3HにはもうAPがない!Pz3Eでは全く歯が立たない。Pz2Fでもそう。ではどうするか?
市街:Pz4は無難にBA装甲車を破壊、出口のVHに突進する。撃たれる。KV!しかしこちらには対戦車砲もPz3Hもない。さてどうするか?煙幕を張る!そして視界をさえぎり、敵が飛び込んでくるのを待つ。まずBT。撃破。次も。しかし3つ目は真打。歩兵が近接強襲するが成功しない。次ターンで3方からPz4で囲んで撃つ。全て当たりしかも撃破出来ない。反撃で1台破壊される。敵ターンで203mmが飛んでくる。大破壊力!消散した部隊はないものの歩兵分隊に大損害。しかし敵KVはroutedになりPz4はrallyに成功する。3台で囲んで撃ちまくるもののサスペンションが不能となっただけで本体には被害なし。次ターンで搭乗員が脱出、ようやく撃破する。KV 1台にPz4D 4台で3ターン!そしてKVは1台ではない。当然街出口のPPTは敵のものとなっている。この時点で一番下の2つと街出口の計3つが敵の手に落ちている。

・T12-15
野原:Pz3ラインのうち下のものは、さらに下から迂回してきたソ連軍戦車に突破された。野原下にはPz3EとH、あわせて6台ほど残っている。しかしKV1,KV2に対してもう効果的な反撃は出来ない。これまで何もせずじっとしていたPz2を投入。APCRを持っているがたとえ真後ろから垂直に当てても貫通できない。しかし何かの足しにはなるか・・・ならない。損害を出しつつBT戦車を数両破壊したものの、KVだけはどうしようもない。中央の丘には37mm砲と歩兵があり、近接強襲で破壊している。しかしここのPz3HもAPは既にない。下のラインはもうラインではなくなってしまった。もう手の施しようがない。最南にいたKV1が自軍陣地一番下のVHに独り歩きを始める。臨機射撃で行動範囲を狭めるくらいしかやることがないがそれもT13に奪取される。奪取されていた一番下のPPTVH周辺に砲撃を集め、オートバイでT14に無理やり再奪取に成功。しかし回りは歩兵だらけだ。結局自軍陣地のVHをひとつ奪われた状態で終了。
市街:Pz4のところで全く同じやり方でもう一台KV1を仕留める。次には建物を迂回してKV2が出てくる。戦車なし。どうするか?突撃砲B型で対応する。建物にKVが引っかかっていたところに歩兵で近接強襲させ、失敗してもいいから抑圧値を上げる。そして突撃砲で撃つ。この砲の能力では逆立ちしてもKV2は抜けないだろう。それでもいい。さっきと同じだ。兵が脱出するのを待つ・・・脱出!機関銃分隊で消散させる。Pz4はBT戦車を撃破した後東へ進み、出口のVHをT11に押さえる。遅すぎるが、ここで終了。

独:ソ 1656:364(MV。詳細が出ないので細かな戦果・損害は分かりません)
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パウル・ヴェバーと彼の副官のヴィルト中尉は戦場を歩いていた。あちこちで赤軍戦車が煙を上げ、また放棄されて転がっている。彼は152mm砲を備えたある巨大な戦車の隣で足を止めた。この怪物が前面、側面に受けた砲弾の痕を数えてみる。ほとんどは37mm砲の弾痕で、引っかき傷程度にしか見えない。砲兵の放った大口径砲弾が砲塔上部に直撃し、この怪物はドイツ軍陣地直前でその歩みを止めたのだった。搭乗員は脱出したが、すぐに射線に倒れた。彼らの死体が戦車の周りに転がっている。すでにこの暑さで腐敗し膨らみ始めている。オートバイ伝令兵がヴェバーとヴィルトの近くで止まった。「大尉殿、クルヴェル将軍からです。空軍が南東からラディエチョフに接近する敵戦車大部隊を発見しました。多くの重戦車が含まれています。第15装甲連隊が到着するまで、ラディエチョフ南西の高地を何としても守りぬけということです」ヴェバーは伝令兵から通信文を受け取り、読み始めた。

「ヴェバー大尉、ラディエチョフでの状況説明を聞きながらこれを書いている。貴官は第15装甲連隊と第11装甲師団が到着するまで、戦隊をハリネズミの陣にまとめラディエチョフを保持せよ。貴官による敵戦車の報告、特にKV-1、KV-2、そして新型のT34中戦車については、OKHへ回される手はずになった。正当な評価を行い、今後の方策を決定するため書面による報告が待たれるところであるが、目下貴官の指揮による88mm対空砲の運用がこれら敵戦車に対して有効と思われる。わが軍の37mm対戦車砲ではこれらの戦車の装甲はその厚さと傾斜から、貫通できないようだ。また我々は敵が「T34」と呼称する戦車に関して関心を持っている。無線報告によると我々の戦車が運用しづらい沼地や軟地盤でも十分に機動できるもののようだ。陣地を保持せよ、ヴェバー大尉」

「ラディエチョフの戦い」
6月23日の朝、ドイツ軍第11装甲師団と赤軍第10戦車師団は遭遇戦を開始した。「バルバロッサ」開始初日にドイツ軍は急速に前進し、赤軍第124狙撃師団を包囲した。これに対し赤軍第10戦車師団は同狙撃師団を救出すべく北東へ前進した。これは第11装甲師団がラディエチョフへ前進を開始するのと同時であった。第10戦車師団は通常編成の戦車部隊を中核とし、6月22日には既に戦線へ前進を開始していた。23日早朝、第15装甲連隊の先鋒部隊はサビノフカの小村から出発してラディエチョフにむけ南東に進軍し、ちょうど赤軍第10戦車師団の機械化歩兵と装甲部隊がラディエチョフ南の丘を越えるところにぶつかった。ドイツ軍の戦車が前進すると丘を越えてきた赤軍戦車がそれを砲撃するという形である。この激突で双方合わせて40台以上の戦車が破壊された。大半は赤軍の、そして4号、3号戦車も。しかしこの戦闘はさらなる戦闘の幕開けでしかなかった。
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LVのキャッチコピーに「最初にT34とまみえた戦車指揮官のショックを経験せよ」みたことが書いてありますが、それの何十分の一かでも味わえる気がします。胃が痛い〜。それとBT戦車全然弱くない。4号のがはるかに使えない・・・。これは先が思いやられます。PZ4Dがばらばらに配置されていたり、オートバイがなぜか非recon属性だったので自由に使えなかったり、CCで苦労しました。