Last updated on Mar.25, 2003

"A Hospital on the front line" AAR



サト版

  
サト 1面 2時間 ☆☆☆☆ 全設定オン MAP
 コアユニットはブリーフィングに従い工兵中隊を購入。勘定がちょうどぴったり。サポートなし。    
 皆様、よくご存知の第2次ラドガ戦であります。「パンフロ bis」でもシナリオ「ネヴァ」で有名な戦場、ゴロドクとその病院が舞台です。「焦土作戦」にもこの戦いは詳しく書かれており雰囲気を煽ってくれます。

 戦線にはすでに部隊の配置が済んでおり、病院正面の塹壕にコア部隊であるヴィナッカー中隊を配備するようだ。中隊長の名前とA0ユニットの名前を変更する。A0ユニットは第240工兵大隊長のシュルツ大佐にする。
 シュルツ大佐は発電所にとも思ったが、病院内の前線観測員の隣に配置。この観測員はフォルクマン少尉でしょうか。

 SetRangeの変更。移動目標の変更。各小隊ごとにマップ右端に個別設定。上下端のNとP小隊は病院に設定。砲兵の事前照準。10箇所設定できる模様。盤外砲兵として75mm榴弾砲が2個中隊ある。バウアー少佐の第240砲兵連隊第1大隊か。様子を見るため事前砲撃なし。

(経過)
1ターン
 開始早々の大砲撃。122ミリとカチューシャ。うっかり「Fast Artillery」をオフにしていたら延々つづく砲撃。史実では事前砲撃が2時間を越えたようですがホント長い・・・。

2ターン
 ネヴァ河にいよいよ敵がお出ましだ。「まだだ。まだ撃つな!もっと引きつけろ!」指揮官が叫ぶ。各部隊SetRangeが4になっているか、もう一度確認。うっかり撃ってしまうと大変なことになってしまうだろう。

3ターン
 機関銃だけSetRangeを8にしていたが、臨機射撃をキャンセルしながら、ソ連兵のじわじわ接近するさまを堪能する。すごい緊張感。
 第240偵察大隊長イルレ大尉のように、ホントにのどがカラカラになりそう。当時は200メートルで発砲したらしいが、その距離までひきつけてみよう。

4ターン
 敵の砲撃も激しい。抑圧状況を確認する。病院の右側、F小隊の前面がいちばん接近されている。F小隊はオートバイ中隊の一部であろうか。

5ターン
 歩兵部隊から4へクスに入った敵から射撃開始。反撃され、負傷者も出る。逃げ出す部隊まで・・・。大丈夫か?こんな作戦で抑えられるのか?
 自陣から4へクスのあたりに煙幕を張って出てきたところを狙い撃つという作戦を取ればよかったか?そうすれば、遠くの敵に反撃されることなく接近した敵に対し効果的に臨機射撃で先手が取れる。
 やっぱりそうすればよかったか?まだ序盤というのに反省会をはじめてしまった・・・(^^ゞ。

6ターン
 発見されているものは煙幕を張り、とりあえず視界を狭めて全方向から撃たれるのを避ける。敵はだいぶ接近しており、いちばん外側の地雷原は越えられている。鉄条網に取り付かれているところもある。
 危険なのは3箇所。病院右側、F小隊の正面。もう突破されそうか。N小隊を引き上げその背後に回す。もう2つは病院正面とやや左側、我等がヴィナッカー中尉の第2工兵中隊およびG小隊の受け持ちだ。

7ターン
 コアユニットである工兵中隊の装備が射程3へクスの短機関銃装備であった。どうりで4へクスでの臨機射撃で1回しか撃たないなあと思っていたら・・・。深夜なのでサウンドオフのマナーモードにしていたので気づかなかった・・・。
 G小隊の前面は非常に危険。ここを突破されると発電所まで一直線。敵の砲兵はこちらの弱点をピンポイントで狙ってくる。一方こちらは連絡切れ頻出。迫撃砲はまだ使いたくない。

8ターン
 病院の右、F小隊は突破された。病院左、G小隊も風前の灯火。海軍歩兵に塹壕を1つ奪われている。病院正面は危険だが、ヴィナッカー中隊の射程に引き込む作戦でこの危機を乗り越えたい。砲兵とは連絡がつかない。

9ターン
 赤軍歩兵は鉄条網を越え土手を登ってきた。激しい砲撃で抑圧高止まりの動けない部隊が多く、することが少ない。敵の攻撃重点に兵を移動させたいが、途中VHが出現するかもしれないとの不安から躊躇してしまう。
 病院の前にVHがひとつだけというのはどう考えても怪しい。

10ターン
 やっぱり出てきたVH。ソビエト兵が踏むと出現するようだ。これは取り返せるだろうか。F小隊の前面は土手の上にかなりの敵。N小隊の救援で押し返せるか。

11ターン
 また出てきたVH。これは取り返せない。病院の前のVHだけはなんとか護りたい。迫撃砲で少しでも敵にダメージを与えることにする。

12ターン
 すごい数のVH出現。ほとんどこちらの手中にある。DVは無理であろうが、現在維持しているVHを保てば勝てるかも知れない。兵力も残したい。みんな、がんばれ。敵突破地点に砲撃。

13ターン
 戦いを2つの焦点に絞る。病院右のF小隊の前と病院左G小隊の受け持ち。奪われそうなVHをまもる。
 敵ターンの間にその2つとも奪われた。病院の前でもひとつが・・・。あ〜だめだ〜( o )。14ターンが始まらないうちに終了。

結果 Draw
ドイツ:ソビエト 2822:1176 兵員149:447
(コア損害:MG34×1)

 お粗末なプレイで恥ずかしい限りであります。負けなくてよかった・・・(^^ゞ
 次回は病院をめぐる戦いです。
サト 2面 2時間 ☆☆ 全設定オン MAP
(ビルドポイント)
 155ポイントももらいました。機関銃を修理。各小隊1ユニットずつ3個分隊を火炎放射装備の工兵にアップ。

(サポートポイント)
 なし。    
1943年1月14日1500 ゴロドク 有効視界21 標準ターン18

(配置と設定)
 すでに病院には第170歩兵師団第240工兵大隊がいます。おそらくブレンデル中尉の第3中隊でしょうか。工兵2個小隊とMG42が2班。FO×1(フォルクマンと名前を変更)

 病院とその周囲にVHが点在し、塹壕が取り囲む。病院のVHは終了時ポイント3000!他は50〜150なのでここを維持すれば勝てるだろう。
 ヴィナッカー中隊を塹壕に配備。機関銃は塹壕より病院側に配置。病院からネヴァ河方向にはソビエト軍確保のVHがある。将来ここを奪うことを想定し病院正面に2個小隊配備する(ほんとに奪えるのか?)。
 ひとまずフラッグは各小隊、病院方面に立てる。(正直、病院に逃げ込むつもりでいます。)SetRangeは前回の反省から、基本3へクス、機関銃8へクスに設定。
 砲撃事前照準は10個指定可能。病院の周囲に指定。事前砲撃は前回の反省から病院周囲に煙幕を張ることにする。

(経過)
1ターン
 122ミリと迫撃砲の砲撃。病院はボコボコにされる。皆回復には成功したものの、シュルツ大佐の命令ポイントがなくなってしまった。
 煙幕張りに砲兵を呼びたいが、前線観測員のフォルクマン少尉も中隊長のヴィナッカーもさっきの砲撃で命令ポイントを失ってしまって出来ない。代わりにC小隊長のカプタイン少尉が連絡を取る。

2ターン
 塹壕が迫撃砲で狙われている。フォルクマンが砲兵との連絡をつけ煙幕の命令。これで、バウアー少佐の第240砲兵連隊第1大隊は煙幕弾がなくなった。

3ターン
 いよいよ敵が現れた。発電所方面以外すべての方向から現れる。顔見せとしては効果的。的が絞れない。
 まだ発砲しない。3へクスまで接近させてから。もしくは煙幕を張り隣接したところを跳ね返すか。砲兵との連絡は良好。フォルクマン=バウアー連絡線はすばらしい。

4ターン
 また病院に大砲撃。シュルツ大佐のポイントがまたなくなった。いったい彼はドコで指揮すればいいのだろう。地下室はないのか?
 F小隊地区で戦闘発生。接近されても気づかなかったのか。こっちの森は危険だ。G小隊第2分隊の機関銃が故障。F小隊の後退の支援が1つ減った。砲兵への連絡ホットラインは良好。

5ターン
 有効視界が21のせいで煙幕が薄まるのも早いのか、もう視界がよくなっている。病院から河に向かって右、C小隊の受け持ちの塹壕が1つ奪われた。
 ホットラインは良好。おまけにフォルクマンの命令ポイントは5まで貯まる!一回の砲撃で10発撃つ計算だと前半で弾薬を使い切ってしまうかもしれない。砲4門のうち2門を無効にし弾薬の節約をする。ヴィナッカー、F小隊の撤収の援護に病院から飛び出す。

6ターン
 ヴィナッカーの分隊が砲撃で4名負傷。下手に動かすんじゃなかった。
 病院正面はIn Cover状態で準備は十分。右側のC小隊に攻撃が集中しており気がかり。裏側のF小隊の撤収も砲撃のタイミングを見ながら急がないことにする。

7ターン
 正面、D小隊クロンツ隊が集中攻撃を受け後退。他の部隊が援護できたが発砲により発見されると被害が広がる恐れがあり、臨機射撃を見送った。
 ある程度「自分の身は自分で守る」の原則がないと全員やられてしまうとの判断。右側、C小隊リッテンハウス隊が火炎放射器で隣接した敵を撃退する。「工兵の戦い方はこれ!」と再認識。sniper伍長殿感謝いたします。

8ターン
 病院裏側に122ミリの大砲撃。撤収途中のF小隊がまともに食らった。がんばっていたC小隊の機関銃が壊滅。右側塹壕にあるVH奪われる。

9ターン
 しかし、敵の砲撃はすさまじい。胃が痛くなりそう。がんばっていたD小隊の機関銃も壊滅。病院右側の戦力が減っていく。
 C小隊のリッテンハウス隊のみ塹壕にこもり奮戦している。今日だけでキルマーク7。正面にも敵があらわれた。距離はあるものの二方面での撃ち合いは避けたいので、煙幕を張り接近するのを待つ。
 砲兵の連絡がはじめて途絶えた。フォルクマンはよくやっている。

10ターン
 そのリッテンハウスが猛攻を浴び損害を受けて退却。C小隊は他にも1個分隊消散。病院右側危険。裏側のF小隊を右側へ回そう。ひきつづき病院右側へ砲撃命令。

11ターン
 そのリッテンハウス隊またも猛攻を浴び壊滅。病院右側へ早くF小隊を送りたいが砲撃の被害でフラッグ変更のポイントがない・・・。あ。やっとシュルツ大佐と連絡がついたようでA0ポイントを使ってフラッグ変更!

12ターン
 F小隊は銃撃が激しすぎて病院右側にまわれない。無理をしたら損害を出してしまった。おまけに煙幕を焚いて後退したので要の機関銃の見通しが悪くなった。まずい!
 砲兵はカウンター攻撃をされているようだ。バウアーの大隊本部が攻撃されていると想像し、臨場感が増してきた。

13ターン
 病院裏手の建物でがんばっていたヴィナッカーがボコボコに撃たれる。堪らず後退したところへ122ミリの大砲撃。なんとか回復できたが、F小隊が目を回しており反撃はフォルクマンが砲兵に連絡するぐらい。

14ターン
 122ミリと迫撃砲がどんどん飛んでくる。毎ターン黄色だらけのユニットメニューの確認からはじめるが、赤も混じりカラフルになってきた。それももうあと少しの辛抱だ。
 病院正面の敵の活動が活発になってきた。そのVHを取りにいくかどうか迷うところだが、新たに損害を出すのは痛いし、病院の3000ポイントで十分勝ちが見込めるだろうから、様子を見ることにする。
 右側は危険極まりない。砲撃によりみなヘロヘロで元気がいいのはD小隊から応援のクロンツ隊ぐらい。残り4ターンということを考慮し砲兵に4門全開でたたいてもらうことにする。照準は病院右。

15ターン
 砲撃にこらえ切れず病院から逃げ出した部隊をもとに戻すので手一杯。バウアーの砲撃が利いているのか攻勢圧力は弱まりつつある。病院正面で小競り合い。

16ターン
 病院まで接近されたが回しておいたクロンツ隊が退けてくれた。兵は疲労し切っており押し返す力はない。あとは、バウアーの砲兵にたたいてもらうだけだ。

17ターン
 敵の攻勢も収まったようだ。バウアー、とどめを頼む。

18ターン
 あ〜やっと終了。皆、痛みに耐えてよくがんばった。

結果 DV
ドイツ:ソビエト 4018:610 兵員73:290
(コア損害:工兵分隊×3、MG34×2)

 sniper伍長殿のご助言により工兵部隊が活躍することが出来ました。隣接してきた敵に対しての火炎放射は強力ですね。後方の機関銃が先手を取ってくれたりするとなおよろしいか。おかげさまでなんとかDVを取ることが出来ました。m(__)m
 ただ、後退の時期を見誤り1個小隊をほとんど全滅にしてしまったのが悔やまれます。初期配置に問題があったようです。活躍していたリッテンハウスが亡くなったのも残念。
 次回は、今度こそ戦車が来るようです。
サト 3面 2時間 ☆☆ 全設定オン MAP
(ビルドポイント)
 125ポイント。MG34×1をMG42に。他はそのまま修理(歩兵の場合なんて表現するんでしょう)。

(サポートポイント)
 なし。    
1943年1月15日0700 有効視界21 標準ターン16

(配置と設定)
 マップは再び同じネヴァ河沿いの病院と発電所。

 既配置部隊は次の通り。
 第96歩兵師団第283連隊第1大隊第1中隊(中隊長分隊と3個歩兵分隊)
 88FLAK18AT×2 10.5cmLG42 RCL×4 5cmPak 38×2 輸送車両×6 FO×1 盤外砲兵1個中隊

 VHは病院とその周辺に計4個(ポイントは、病院1000、他は500)。

 コア部隊は病院からネヴァ河に向かって右、塹壕に配置。機関銃はその背後の建物や塹壕に。シュルツ大隊長とヴィナッカー中隊長は病院に。
 SetRangeは前回同様基本3へクス、機関銃8へクス。

 フラッグ設定はちょっと迷う。増援があるかもしれないと考えると、増援へクスは1〜4まで病院裏側マップ端。
 したがって、まず病院正面ネヴァ河方面にグリーンフラッグ。それから撤退しやすいように個別に病院左にブルーフラッグ。
 砲撃事前照準は5個まで。病院右塹壕の向こうに5箇所にすべて。

(作戦)
 煙幕を焚いてじっと敵戦車と歩兵の接近を待つ。近接戦闘により撃退する方針。幸い第36高射砲連隊の一部と重砲がわれわれと連絡がつきかけつけてくれたのでたのもしい。早い段階で病院方面に運んでおきたい。

(経過)
1〜5ターン
 敵戦車と歩兵の攻撃に備え、88FLAKと105ミリ砲を病院周囲に移動させる。塹壕にこもるヴィナッカー中隊は煙幕を張り隣接攻撃で待ち受ける。
 病院からネヴァ河に向かって右手の塹壕に断続的に迫撃砲弾が降り注ぐ。122ミリも病院に容赦なく降ってくる。砲撃の後には歩兵の突撃。長い一日になりそうだ。
 今日も砲兵との連絡は良好だ。フォルクマン、宜しく頼む。

6〜11ターン
 いよいよ来た。T34。一気に15輌。いや、数えてもきりがない。塹壕の工兵もたまらず蹴散らされる。おまけに122ミリの大砲撃でますます混乱。
 が、第36高射砲連隊の射線が通っていた。正確な射撃。あまり期待してなかった105ミリ砲や5cmPakもやってくれる。
 しかし、88ミリの援護がある病院右手はいいが、裏側の第283連隊はたいへんだ。塹壕でT34が過ぎるのを待つしかない。そして戦車の後ろから来る歩兵を手榴弾で追い返す。

12〜16ターン
 戦車の突進はだいたい退けたが、病院右手の塹壕にあるVHは奪われたままだ。ここを取り返さないとDVは難しいだろう。
 C、D、Eの各小隊のフラッグを変更したい。122ミリが落ちてこないことを祈る。やられるとまたポイントを貯めなおさなくちゃならない。バウアーの砲兵は塹壕の先の森に榴弾を撃ち込む。
 ヴィナッカーの工兵は第283連隊の50ミリ迫撃砲に援護してもらい1へクスづつ進む。焦るな。最終ターンに踏めばいいのだから・・・。
 露助も勝負どころがわかるのか工兵の頭上に122ミリ砲弾。回復に忙しい中隊長。
 最後の迫撃砲弾10発の援護でぎりぎりVHの奪取が間に合った。

結果 DV
ドイツ:ソビエト 7894:429 兵員83:423 APC1:0 AFV0:25

(感想)
 ゴロドクとその病院の戦いがよく再現されていると思います。「焦土作戦」を片手にプレイしておりましたが、「なるほど!」と唸りながら楽しみました。
 難易度はそれほど高くないと思われます。同じ北方軍集団戦区での防衛戦闘といいますと、「青師団」シリーズが想起されますが、ヘタレなわたくしでもなんとかなるくらいなので、このキャンペーンのほうが断然やさしいのではないでしょうか(^^ゞ。